手の指の腫れ、老人病?

こんにちわ!かえで接骨院新発田院の新井です!

 

今回は普段僕が仕事をしていてもよく相談される

「最近、手の指の第一関節の両脇が出っ張ってきたんだよねぇ、しかも痛くて。」

「私の高齢のお母さんも出っ張ってるから、年取るとなる老人病なんでしょ?」

「見た目が気になるわ、もう治らないのかしら?」

という症状について解説していこうかと思います!

 

上記の訴えが出る症状の多くを「へバーデン結節」といいます。

まず手の人差し指から小指の第一関節、本来は「遠位指節間関節(DIP関節)」という名前が付いている部分に多く症状が現れます。。

 

主な症状としては

 

①その関節の内側と外側が炎症を起こし腫れる

②段々と関節の骨がでっぱってくる

③痛くて上手く曲げられない、伸ばせない

など、、、

 

普段から多く手を使う40歳以降の女性に特にみられ、最初は軽い痛みと腫れがあり使うと痛いといった状態になります。

その後、段々と関節の両側の骨が飛び出してきます。関節の背中側に水膨れのようなものが出来る人もいるようです。

正直、骨が飛び出してしまった状態になると手術以外では元に戻ることは難しいでしょう。しかし、比較的症状が軽い状態や痛くなり始めであれば接骨院や病院でしっかりと手の治療をしてあげることで骨が飛び出る段階までいかずに済むと思います。

また、普段から痛くなくても手を多く使う人は同じく、自分でもできるようなケアを行ってあげることで将来へバーデン結節になるリスクを軽減できるでしょう。

 

続いて自分でできるケアについて紹介します。

 

①手のひらと前腕の表を緩める

右の手が気になる人は反対の左手で、左手が気になる人は右手で、それぞれの親指を使って手のひらや腕の前側全体をグッグッと押してあげてください。手のひらや腕の前側には指を曲げてくれる腱や筋肉があります、そこを押すことで緩めてあげましょう。少し痛いくらいがベストです。お風呂に入りながらなど温めながら行えるとさらに良いでしょう。

 

②手のひらと前腕の筋を伸ばす

これも気になる腕と反対の手を使います。しっかりと伸ばすやり方として、手のひらを上に向け指を反対の手で掴み手の背中側へと引っ張ります。そうすることで表側の筋肉や腱にストレッチをかけることが出来ます、普段から手を多く使う人は筋肉や腱が緊張し指の骨に負担をかけてしまうので定期的に行うことをオススメします。

 

③患部を冷やす・患部を温める

腫れてきて赤くなっている、痛いといった状態であれば患部を冷やし炎症症状を収めてあげるのも大事になってきます。そして痛みが引いた頃合いになったら患部だけでなく手のひらや腕、できれば身体全体をお風呂などでしっかり温めてください。末端の血流が悪いと症状が悪化しやすく痛みも引きにくいです。

 

 

あまり「へバーデン結節」という名前を聞いたことはないかもしれませんが身近な家族でそういう手の状態になってしまって悩んでるんだ~という方は多いと思います。

今回は手の第一関節の症状についてお話ししましたが手に多く現れる病気として有名な関節リウマチやへバーデン結節に似た症状を起こし第2関節に起こる「ブシャール結節」というものもあります。

悩んでいて時間がたつほどに悪くなる症状だと思うので早めの医療機関への受診や相談をオススメします。

 

↓↓上記の症状を説明した動画です!↓↓