世界観

皆さん、こんにちは!新発田院の新井です。早くもかえでブログ2週目がスタートです!
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何を書こうか迷ったのですがなんとなく「世界観」という言葉が思いついたので僕が唯一好きで独特な世界観を持つ小説家を紹介しようかと思います。
(普段あまり周りのスタッフなどには話しませんが僕は読書が好きです笑)
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今回、紹介したいのは小説家・森見登美彦(もりみとみひこ)氏です。
森見氏は京大出身、国立国会図書館元職員という経歴を持ち著書も様々な賞を取り直木賞の候補になるような作品もあります。
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上に書いたように独特な世界観を持ち出身の京都が作品の舞台になることも多く、独特な言い回しと個性的すぎるキャラクター、少しファンタジックなストーリーが魅力の小説家です。そして作者自身もエッセイにて美女と竹林は等価交換可能なものであると書くほどには変人です。(褒めてます笑)
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僕自身がこの人の小説に出会ったのは20歳前後で初めて読んだのは「夜は短し歩けよ乙女」という作品です。
大筋では1人の冴えない京都の大学生男子が一目惚れした後輩の女子大生になんとか好かれようと東奔西走するが結局は主役の座にはつけず道端の石ころに甘んじてしまうという話なのですが、各話の奇想天外な展開、変人しかいねぇ!と思うようなキャラクターにすぐに読み終えてしまったのを覚えています(恐らくこの作品だけは10回近く読み返してます笑)
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他の作品でも非常に特殊な世界観を演出し難しい単語が多々出てくるのですが読み始めるときっとハマると思います。あまり外出もできない時期、ご時世ですので是非手を出してみてはいかがでしょうか?
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最後に僕が気に入っている一文を抜粋します。
「けれどもこの広い世の中、聖人君子などはほんの一握り、残るは腐れ外道かド阿呆か、そうでなければ腐れ外道でありかつド阿呆です。」
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ついでに勝手に宣伝を7月29日に新刊がでます。
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それでは読んで頂きありがとうございました!