3月11日

3月11日

東日本大震災から9年の月日が経ちました。

まずはお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、黙祷を捧げたいと思います。

 

当時、私は新発田の院におりまして、昼休みの終わり頃で午後の準備をしていました。

新潟で感じた揺れを今でも鮮明に覚えていますが、ここまでの被害と9年経ってもまだまだ影響が残っているなんて思いもしませんでした。

 

昨年、所属する青年会議所で防災担当の委員会に所属しておりまして、宮城や岩手へ現地の調査に赴きました。

年間を通して、東日本に限らずに西日本へも調査と研究をしに行きました。

実際に現地に行って今の状況を見たり、関係者の方々の話を聞いたりすると「百聞は一見に如かず」の言葉を絶えず突きつけられている感覚に陥りました。

 

私が一番思ったことは、地球規模で起こることを人間は人間の力で止めることはできないということです。

「自然の力の前に人間は無力だ」という語り部の方の言葉にも感銘を受けました。

 

私たちにできることは自分自身を守ること。

つまり「自助」です。

 

さらには家族や地域で共助することも重要です。

しかし、もっとも基本的なこととしては自助になります。

これができなければ共助もあり得ませんから。

 

地球の歴史や地域の歴史には、過去に同じようなことが起こっています。

色々調べれば、その時の教訓や昔から言われていることなどが多く存在していると思います。

それらがどれだけ私たちの命にとって大切なことを示唆してくれているのか、再度見直す必要があると思います。

 

今生きている私たちが、今までの災害でお亡くなりになった方々の無念を晴らすには、同じ轍を踏まないように過去を教訓として、「今ここ」から生き抜くことができるかどうかではないでしょうか。

 

今回の新型コロナウィルスも災害級の状況になっておりますが、まずは「自助」を心がけてください。

そして、自然を制圧することなんて出来ないと知ってください。

どれだけ消毒しても接触を避けようとも、まずは自助を心がけなければ意味がないと思います。

(ちなみにここで私が言う感染に対する自助とは、生活習慣、免疫力、自律神経に関しての行動のことです。)

 

最後になりますが、今日という日を生かされている幸せと、その使命を感じながら、これからもスタッフ一同共に手を取り合って、地域の健康増進に邁進して参ります。

 

 

かえで接骨院

代表 岩野 現